12月7日、外来の午前診終了後に中京西部医師会の学術集談会に参加してきました。
今回は糖尿病がテーマでしたので楽しみでしたが、実際、いい情報を聞くことができました。2型糖尿病のメトホルミンは、1日2回（朝と夕）に内服することが一般的ですが、持続グルコースモニターによる解析では、まとめて1回にしても、血糖の推移はほぼ変わらないことが分かりました。

以前より、夕にメトホルミンが内服できない患者さんに、朝にまとめて飲むように変更しても、殆どHbA1cに変化がないことは実感していましたが、持続グルコースモニターで変わらないことを実際に拝聴させていただいたことで、メトホルミン1日1回にしても血糖コントロールには影響がないだろうと思えるようになりました。

ただ、大量に飲むことで消化器症状が出てしまい、高容量が一度に内服できない方もおられるので、個別に相談しながら決定していくのがいいと思います。