メトホルミンと乳酸アシドーシスのリスク 8/10
この調査では、腎機能が中等度低下(eGFRが60 mL/min/1.73 m2未満)した後にメトホルミンとスルホニル尿素を使用し続けた患者の比較で、乳酸アシドーシス入院の比率に統計的に有意な差を認めませんでした。乳酸アシ…
この調査では、腎機能が中等度低下(eGFRが60 mL/min/1.73 m2未満)した後にメトホルミンとスルホニル尿素を使用し続けた患者の比較で、乳酸アシドーシス入院の比率に統計的に有意な差を認めませんでした。乳酸アシ…
米国の2型糖尿病の退役軍人者において、メトホルミンもしくはスルホニル尿素薬を新規使用されたのち、 腎機能低下(推定糸球体濾過速度[eGFR]<60mL/min/1.73m2)または血清クレアチニン≥1.4 mg/d…
メトホルミンも同じビクアナイドクラスの薬剤であり乳酸アシドーシスのリスクがあるとされたのです。これから紹介する論文(Diabetes Care. 2020 Jul;43(7):1462-1470)は、軽度から中等度腎機能…
メトホルミンは以前より腎機能低下、心不全やその他の低酸素状態で乳酸アシドーシスのリスク増加の警告がなされていました。このようなメトホルミン関連乳酸アシドーシスの懸念は、ビグアナイドクラスの他の薬物であるフェンホルミンおよ…
乳酸アシドーシスが重症化すると、生命の維持にも危険を及ぼします。実際に乳酸アシドーシスの致死率は50%とされています。 日本においては、日本糖尿病学会の「メトホルミンの適正使用に関するRecommendation」におい…