糖尿病の病名の由来 5/6
1876 年6 月に発刊された「検尿必携」には「糖尿病」という病名が見られます。この「検尿必携」は「糖尿病」が初めて記載された文献であると考えられています。「察病龜鑑」、「扶氏經驗遺訓」、「内科必携理学診断法」のいずれに…
1876 年6 月に発刊された「検尿必携」には「糖尿病」という病名が見られます。この「検尿必携」は「糖尿病」が初めて記載された文献であると考えられています。「察病龜鑑」、「扶氏經驗遺訓」、「内科必携理学診断法」のいずれに…
「扶氏經驗遺訓」と同じ1857年に発刊された「察病龜鑑」には、 「舎蜜(セイミ)術の撿査をなすこと往々これあり.(中略)溺中の糖質を撿査すること蜜尿病看識に頗る緊要たり.」 と「蜜尿病」が出現します。 「察病龜鑑」はHu…
1857 年に発刊された「扶氏經驗遺訓」には次のように記されています。 「尿崩『ヂアベテス』羅『ピスフルード』蘭 徴候 小便分泌過度に増多して病患を全軀に現わす者是なり. 尿質は変じて溶渙性を帯びるとあらざるとあり.(中…
新型コロナウイルス騒ぎの中で、アルコール消毒液の不足が深刻になってきています。 日本糖尿病協会「インスリン自己注射ガイド」より、自己注射、血糖自己測定での対応法をお知らせします。 予備の針やアルコール綿がなくても、入手で…
「西説内科撰要」(1792年)には「糖尿病」につながる「尿崩」がはじめて記載された資料でした。 「尿崩は羅甸に之を胡栗納布碌私篤彪謨(ウリナフロストビーム)若別的斯(ヂャプテス)と謂ふ。 …曰く尿崩、曰く多尿、曰く乳麋尿…