インスリン分泌の仕組み 5/10
ATP依存性カリウムチャネル(KATPチャネル)というカリウムを細胞外に流すチャネルが細胞膜に存在します。普段はこのチャネルは解放されており、細胞内のカリウムを細胞外に流出させています。
ATP依存性カリウムチャネル(KATPチャネル)というカリウムを細胞外に流すチャネルが細胞膜に存在します。普段はこのチャネルは解放されており、細胞内のカリウムを細胞外に流出させています。
まずブドウ糖は解糖系・クエン酸回路・電子伝達系と呼ばれる代謝経路をとります。解糖系は酸素を使わず速やかにATPを産生するため、100m走ダッシュのような急激な運動などをするときのエネルギーに使用されます。クエン酸回路と電…
β細胞の中に入ったブドウ糖は、代謝されATPを産生します。 ATPとはアデノシン三リン酸(Adenosine Triphosphate)の略で、すべての生物・すべての細胞においてエネルギーの貯蔵、利用に関わるため、「生体…
下の図はβ細胞です。ブドウ糖(グルコース)は非常に重要な体の中のエネルギー源ですが、まずはβ細胞内にブドウ糖が入り込みます。糖輸送担体であるGLUT2は、β細胞内にブドウ糖を取り込む関門のようなものです。GLUT2を介し…
インスリンは膵臓のβ細胞から分泌されるということ、そして血糖が上がるとインスリン分泌が促進されること、というのは多くの方がご存じだと思います。今回β細胞からインスリンが分泌される機序について詳しく説明していこうと思います…