糖尿病の歴史 3/9

2世紀ごろ ローマ糖尿病は腎臓の病気であるとしました。これは間違った考えですが、一方、食物の栄養を体内で変化、変質させる「変質力」の異常を想定しました。この想定は、現代の代謝の思想の基本となるものです。西洋では物事の本質…

糖尿病の歴史 2/9

古代中国文明では糖尿病を 「消渇の病」 と呼んでいました。”これは肥満と美食によるもので、患者はおいしいものを食べ過ぎて太っています。太ると体の内部に熱がこもり、また甘いものが腹に満ちてその気が上にあふれ、消渇の病となる…

糖尿病の歴史 1/9

エジプトにて紀元前1550年ごろ書かれたらしい《パピルス・エベルス》は糖尿病について初めて記載された書物といわれています。”多すぎる尿を調整するには、イグサの実と松の実を一緒に砕き、甘いビールに一晩漬して飲ませよ。…体が…