糖尿病治療、小児科から内科への移行の重要性 7/15
また、発症初期の栄養指導で厳格なカロリー制限に様な指導を行うことで「血糖値を食事によりコントロールしなければならない」という一種の強迫観念を作り出すことがあります。まじめな母親ほど完璧なカロリー計算による完璧な食事を準備…
また、発症初期の栄養指導で厳格なカロリー制限に様な指導を行うことで「血糖値を食事によりコントロールしなければならない」という一種の強迫観念を作り出すことがあります。まじめな母親ほど完璧なカロリー計算による完璧な食事を準備…
小児科から内科へ転科と同時に患者を長期に入院させ、徹底的な食事制限を行い、インスリン使用量を著しく減少させる内科医も時に遭遇する。結果として、退院後絶対的インスリン不足状態を来たし、コントロールの悪化をもたらす。さらに、…
若年期の疾患管理を困難にしているもう一つの要因として、小児科から内科への受診科の移行の問題があります。小児科時代に依存心の強いままで内科受診に移行すると、急に大人として扱われるために、依存度の高い子どもは内科医に馴染めな…
一般的に、小児期や思春期は、まだ心理的・社会的側面が未熟です。患児は日常生活の依存だけでなく、疾患の管理も家族に依存しなければならなくなり、患児の心身の成長(独立心の養成)の妨げになることが往々にしてあります。 例えば、…
小児期から思春期に入るときに血糖コントロールが困難になることが知られています。HbA1cは上昇傾向になり、その結果合併症を発症・進展を勧めてしまうリスクもあります。 思春期に血糖コントロールが困難になる原因として① 性ホ…