糖尿病治療、小児科から内科への移行の重要性 6/15

小児科から内科へ転科と同時に患者を長期に入院させ、徹底的な食事制限を行い、インスリン使用量を著しく減少させる内科医も時に遭遇する。結果として、退院後絶対的インスリン不足状態を来たし、コントロールの悪化をもたらす。さらに、指示カロリーを守らない患者に責任を負わせ入退院を繰り返し、就職を含めた社会生活をいよいよ難しくする。(松浦信夫:Diabetes Journal, 21. 4, 1993)と報告にあるように、内科での糖尿病管理が小児期発症の糖尿病患者に大きな負担になることもあります。