チアゾリジン薬 4/4
同じインスリン抵抗性改善作用を持つメトホルミンとピオグリタゾンですが、作用機序は違うため血糖低下の程度は患者によって異なります。ピオグリタゾンは処方してみないと体重が増加するかどうかわからない難しさがあります。近年、PR…
同じインスリン抵抗性改善作用を持つメトホルミンとピオグリタゾンですが、作用機序は違うため血糖低下の程度は患者によって異なります。ピオグリタゾンは処方してみないと体重が増加するかどうかわからない難しさがあります。近年、PR…
海外の疫学研究において、ピオグリタゾンを使用した患者の膀胱癌の発症率がわずかに上昇したとする報告があり、このことをふまえ、膀胱癌治療中の患者には使用せず、膀胱癌既往患者への使用は慎重に判断する必要があります。添付文書上は…
ピオグリタゾンの血糖降下作用は良好ですが,体重増加する例が多いのが難点です。その原因として、インスリン作用増強により腎尿細管でのナトリウム(Na)の再吸収を亢進させる可能性が示唆されています。水分貯留を示す傾向があり、心…
日本で使用できる薬剤は ピオグリタゾン(アクトス®) のみです。 作用機序として、Peroxisome proliferator-activated receptor (PPAR)-γに結合し、肥大した脂肪細胞を小型化、…
メトホルミンの用量を増やすと、血糖コントロールは改善することが多く、腎機能障害がなければ、メトグルコ®の場合は最大2,250mg/日まで増量できます。ただし、増量時には悪心・嘔吐や下痢・便秘などの消化器症状が出現すること…