現在の血糖自己測定器の多くは血糖値の測定に影響を及ぼすと考えられている因子に補正機能で対応しています。
測定温度の影響…一般的な酵素反応ではその働きのための至適温度が重要です。GODやGDHも酵素であり、30℃あたりが最も反応速度が大きく、それよりも高くなっても低くなっても反応速度が落ちます。そのため、あらかじめ温度補正をするよう機械的な設定がなされています。血糖自己測定器には測定可能環境温度が機種ごとに設定されており、それを逸脱する環境温度で測定するとエラーが表示されるようになっています。機種によって異なりますが、環境温度が5-10度を下回ると、また40-45度を上回るとエラーが表示されます。