糖尿病と妊娠について 4/17

この図は糖尿病の有病率と関連因子の年次推移をみたものです。(後藤由夫:p6~p17 別冊 NHKきょうの健康:糖尿病のすべて:1999年発行)

古いデータではありますが、糖尿病有病率が近年増えてきています。BMI(肥満度)も年々上昇してきています。

関連因子として、

総エネルギー摂取量は実は1970年頃をピークに減ってきています。食事の欧米化を示す脂肪摂取量は1970年を過ぎても増えてきていますが、これも1990年以降は横ばいです。一方、自動車保有台数は年々増え続けており、運動量が年ごとに減っていることが示唆されます。

日本人全体の生活習慣がこのように変化していることが肥満度の上昇につながり、ひいては糖尿病の増加につながっていると考えられるのです。