さらにセーフ基礎からそのままで90分経つとマニュアルモードに移行します。マニュアルモードとは640Gと同じであらかじめ設定した基礎インスリンで注入するモードです。このマニュアルモードにおいても、あらかじめPLGM機能を設定していたとしても、セーフ基礎からマニュアルモードに移行した時にはPLGM機能はオフとなってしまい、自分でオンにしないとPLGM機能が働かないのです。いずれにしても知らない間に低血糖予防機能が中止されてしまいます。

マニュアルモードやセーフ基礎になっていても血糖値入力しさえすればオート基礎に戻ります。770Gは血糖値入力が重要になっていることが分かります。

数年後には日本でも使用開始すると思われる780Gは、ポンプ機器は770Gと同じものですが、内蔵のプログラムを変更しています。目標血糖として100mg/dlも選択できるようになり、さらに自動補正として基礎インスリンだけでなく追加インスリンも使用するようになります。