Time in Rangeについて 4/12

持続血糖測定器を使用すると、このように血糖の推移が明瞭にわかります。睡眠時や仕事中など、普段血糖を測定しない血糖の推移も理解できます。この結果から、使用するインスリンや血糖降下薬の調整が可能になります。

ただ、持続血糖測定器は血糖値との乖離が問題になることがあります。特に持続血糖測定のセンサーの装着間もないときとセンサー終了前近くは、ずれが大きくなるようです。そのため、指先での血糖測定は定期的に行い、持続血糖測定の数値とのずれを確認しておきましょう。較正ができるものは指示通り較正し、血糖値とのずれをできる限り少なくしておきましょう。

下の表は持続血糖測定の一つであるリブレを使用した結果です。睡眠時の低血糖が確認できますね。この結果からのアドバイスとしては、

睡眠中の低血糖によって、朝食後の高血糖が増長されてしまう(ソモジー効果)。

眠前のインスリンのスケール打ちは打ちすぎないこと。

眠前の血糖が低めなら糖質の補食をしておくこと。

夕食の追加インスリン量の調整が必要かもしれません。