HOMA-R= 空腹時血中IRI(mU/ml)×負荷前血糖値(mg/dl)/405
負荷前血糖値が140mg/dl程度までの場合、インスリン抵抗性を反映します。
1.6以下の場合には正常、2.5以上の場合にインスリン抵抗性があると考えられます。
インスリン抵抗性とはインスリンの血糖低下作用が乏しくなり、血糖を低下させるために多くのインスリンが必要になってしまう病態です。このインスリン抵抗性によって、高血圧・脂質異常・そして血糖上昇が出現し、これらの病態によって動脈硬化（大血管症）のリスクは高くなります。

いわゆる肥満がインスリン抵抗性の大きな原因となります。また、先ほど述べたように、インスリン初期分泌低下もインスリン抵抗性をきたす可能性があります。