イプラグリフロジン・ダパグリフロジンではインスリン投与を受けている1型糖尿病においての使用が認められています。インスリン調整を適切に行えば低血糖リスクを増やさずにHbA1cの低下を来す薬剤ですが、一方で血糖はそれほど高くなくとも、ケトアシドーシスのリスクを増やすことが危惧されており、服用中に悪心などの症状があったときの対処方法を知っておく必要がありますし、こまめなインスリン調整技術が重要となってきます。1型糖尿病に対するSGLT-2阻害薬の投与は1型糖尿病臨床技術に長けた専門医療機関において行うべきと考えます。
1型糖尿病でSGLT-2阻害薬について興味のある方は、かみうち内科クリニックにて個別に相談いたします。