速効型インスリン分泌促進(グリニド)薬 1/3

ナテグリニド(スターシス®、ファスティック®)
ミチグリニド(グルファスト®)
レパグリニド(シュアポスト®)

の種類があります。

膵β細胞膜上のSU受容体に結合しインスリン分泌を促進します。これはSU薬と同じですが、グリニド薬はSU受容体への結合が弱く、解離が早いことで速効性に作用します(作用は1時間後にピーク,4時間で消失)。そのため、毎食直前内服で食後血糖を改善させる薬剤です。食中に内服すると効果は弱くなり、食後内服では効果は消失します。基本1日3回の内服になるため、飲み忘れの可能性が高くなるデメリットはあるでしょう。一方、インスリン分泌刺激作用が短期間であるため、SU薬に比べて2次無効が少ないというメリットがあります。そして、食後のみ作用するため低血糖の危険性は低いです。