インスリンポンプの仕組み 1/16

主に1型糖尿病の型に対して使用されるインスリンポンプの基本的事項を説明していきます。以下、インスリンポンプとCGM第2判 糖尿病をうまく管理するためのガイド 医歯薬出版株式会社より抜粋・改変して述べていきます。

インスリン自己分泌が枯渇した1型糖尿病の場合、基礎インスリンと追加インスリンを注射する必要があります。ペンの場合は、基礎インスリンは持効型インスリン(ランタス・レベミル・トレシーバ)で補充し、追加インスリンは超速効型インスリン(ノボラピッド・ヒューマログ・アピドラ・フィアスプ・ルムジェブ)で補充しますが、ポンプであれば基礎インスリンと追加インスリンを超速効型インスリンのみで補充します。そのため、基礎インスリン・追加インスリンともに微調整が可能となるのです。

フィアスプとルムジェブは以前の超速効型インスリンよりもより早く効くインスリンとして最近発売されました。ポンプで使用すると、理論上、より鋭敏に効果を発揮すると考えられるのですが、注入部での痛みを感じることがあるようです。使用する際にはまずはこの点を注意して始めるといいでしょう。