生活習慣病の正しい考え方 2/10

「生活習慣病」というのは個人の生活習慣の問題ではなく、日本人あるいは世界中の生活習慣の問題なのです。その中で、糖尿病になりやすい体質の方が不幸にして糖尿病になるのです。ですから世界中の生活習慣を変えていかないと糖尿病患者数は減ることはないでしょう。

糖尿病がある場合、食事や運動などの少しの変化で血糖はすぐに上がってしまいます。だから食事・運動療法をしないといけないのです。自分自身の問題ではないのです。糖尿病教室を受けている方に聞いてみると、生活習慣病は自分自身の問題だと思っている人は8割を超えます。みなさん自分が悪いと思っているのです。そうではないことを糖尿病教室で伝えたいと思っています。