慢性腎臓病に対する尿糖排泄薬の有効性 5/6

今回の調査では日本人は含まれておらず、SGLT2阻害薬を内服した方の日常の炭水化物摂取量についての記載はありません。一般的に、日本人は食事摂取量が少ないことが知られており、その場合、SGLT2阻害薬によってサルコペニアをきたすリスクは残されています。1型糖尿病においてもインスリン治療を続けたうえでSGLT2阻害薬を服用すると、体重減少が期待できますが、十分な炭水化物量をとらないと、ケトアシドーシスをきたすリスクがあることも知られています。