糖尿病治療、小児科から内科への移行の重要性 8/15

小児科と内科での糖尿病治療方法の違い


小児科での治療
・治療の主体は主に母親に依存している。
・健常者と同じ成長発達を目標とする。
・比較的少ない患者の中で、医師と患者・家族との絆が強い。
・個人の都合を配慮しながら治療をする。


内科での治療
・患者本人が主体で、本人の責任で治療する。
・代謝異常を是正して、将来の合併症を防ぐ治療である。
・非常に多い患者の中で医師と患者の関係は小児科ほど強くない。
・患者の都合より治療者の都合に合わせざるを得ない。
(松浦信夫:Diabetes Journal, 21. 4, 1993)