かみうち内科クリニックでは、この経口セマグルチド(リベルサス®)をすでに処方しています。リベルサス3mgの血糖低下作用はDPP-4阻害薬の通常量とほとんど変わりませんが、下痢や便秘、悪心などの消化器症状はやや強く出る印象があります。食欲を落としたい方にとってはDPP-4阻害薬よりもリベルサス3mgのほうがいいかもしれません。リベルサス3mg 1錠の薬価は143.2円であり、DPP-4阻害薬とほぼ変わりません。
リベルサス7mgに増量すると血糖低下作用は十分に出るようです。さらに14mgにすると血糖は低下するもののリベルサス14mg 1錠の薬価は501.30円と高価です。そして、ほかの糖尿病内服薬と同様に血糖低下効果の程度は個人差があります。肥満傾向で食事の量を減らしたいと思っている2型糖尿病の方は有効であろうと思います。