GLP-1受容体作動薬 2/10

そのうちGLP-1の作用として…

・血糖依存性にβ細胞からのインスリン分泌を刺激する。(血糖が高い時だけインスリン分泌を促進する、つまり低血糖を起こしにくい)

・胃排出を抑制する。(食べたものが胃の中に停滞しやすくなる)

・脳に働き食欲を抑える。その結果、食物摂取と体重を減少させる。

・血糖依存性にα細胞からのグルカゴン分泌を抑制する。(グルカゴンは膵臓ランゲルハンス島のα細胞から分泌されるホルモンで、血糖上昇させる作用があります。2型糖尿病発症の原因の一つとして、このグルカゴンが必要以上に分泌されている異常が確認されています。GLP-1は血糖が高い時だけグルカゴンの分泌を抑制する作用があります。)

・動物モデルでβ細胞を増加させる。