HbA1cは一度の採血で簡単に測定結果が得られますが、TIRの結果をみるためには持続血糖測定のセンサーを長期間つける必要があります。センサーが外れてしまうと、データは得られないため、装着時は日常の注意が必要です。最も大きな問題としてセンサー装着時の皮膚かぶれです。冬よりも夏のほうがトラブルは大きいです。このトラブルによって、持続血糖測定自体をあきらめる人がいることも確かです。センサー装着部位を何かでぶつけたり、筋トレなどで動くことが多かったりするとセンサーの持ちが悪くなります。スポーツや夏の間など汗のかくことの多い状況が続いた場合にも、センサーの持ちは悪くなります。また、センサーを装着していることを人に知られたくない方は、露出する部位につけることをためらうかもしれません。