さらに、持続血糖測定の精度の問題もあります。
間質液中のブドウ糖濃度を測定するため、血糖値よりも10分程度遅れが出ることはよく知られています。メドトロニック社、Dexcom社の持続血糖測定は補正機能がついており、1日に数回、血糖自己測定をして、補正をすることで、精度は比較的保たれます。しかし、アボット社のリブレは補正機能がありません。リブレは14日間使用できますが、装着してから1日以内と、10日以降は誤差が大きいと言われています。今のところ、持続血糖測定の精度は、どの機種も完全に信頼できるものではありません。そのため、血糖自己測定も適度に併用しながら、総合的に判断していくのが良いと思います。