スルホニル尿素(SU)薬 5/6

一方、インスリン抵抗性が強い肥満がある場合には、インスリン分泌量増加や低血糖時の食事量増加などで、さらに体重増加を来すことが多いため、使用しないほうがいいでしょう。肥満の2型糖尿病の方にSU薬を高用量処方されている場合は、漸減しても血糖はそれほど上昇しないことも多いです。ビグアナイド薬やDPP-4阻害薬、ときにはαGI薬やチアゾリジン薬(体重増加に注意!)も追加しつつ、SU薬の減量・中止を進めていくのがよいでしょう。