糖尿病ではないメタボリック症候群に運動が心血管疾患の危険因子にどのように影響するのか検討したメタアナリシスの報告です。
有酸素運動ではウエスト周囲、空腹時血糖、HDLコレステロール、中性脂肪、拡張期血圧、心肺機能において有意な改善が認められました。一方、無酸素運動では、有意な改善は認めませんでした。
無酸素運動についても、症例数を増やすと有意な結果が出た可能性はありますが、メタボリック症候群においては取り敢えず有酸素運動が有効であることは言えそうです。
(Wewege MA, et al. Atherosclerosis .2018 Jul;274:162-171)