糖尿病と運動 11/14

血糖低下作用の乏しい無酸素運動は、糖尿病治療には有効ではないのでしょうか。

そんなことはありません。筋トレのような無酸素運動をすると、筋肉量が増えてきます。実は筋肉というのは非常に多くのブドウ糖を消費する臓器なのです。筋トレをすることにより筋肉量が増加すると、全体的に血糖は下がりやすくなるのです。ガイドラインには、無酸素運動も糖尿病治療には有効であるとされている理由がここにあるのです。

1型糖尿病の場合、有酸素運動では食後に血糖低下作用が強く出ます。このため、コントロールが難しくなってしまうのですが、その場合、有酸素運動の前に無酸素運動をすると、血糖低下作用が軽減され、低血糖のリスクが少なくなるというメリットがあります。

ただ、やはり合併症が進行している場合、強い筋トレのような運動は、合併症が悪化するリスクがありますので無理はしないようにしてください。