糖尿病の歴史 5/9

多くの研究者が膵島にある糖尿病の原因について解明しようと躍起になっていたのですが、なかなか解明されないまま、20年が経ちました。
1921年 カナダ
とうとう、バンティングとベストがインスリンを発見しました!!
インスリン発見の話は、どろどろした人間くさい内容です。これから書いていきます。
インスリン発見における重要人物は3人
フレッド・バンティング、チャールズ・ベスト、マクラウド教授です。
フレッド・バンティングはカナダの農村の出身、15歳のとき親友であったジェーンを1型糖尿病で亡くされています。相当なショックだったのでしょう。トロント大学医学部卒業の外科医でオンタリオ州ロンドンの町で開業していたが不振。(インスリンを発見するくらいの人は個性の強い人だったのでしょうね。患者からは不人気だったのでしょう。)学生を指導するために膵臓の文献を読みふけっていました。「膵島が糖尿病に関係のあるホルモンを分泌しているに違いない」という文献に刺激を受け、血糖を調節する新物質を見つけようと強い意思を持ったのです。その当時、バンティングは29歳でした。