まとめです。
男性の20歳以上の肥満者の割合は、直近10年間で有意に増加。
20歳以上の野菜摂取量の平均値は、直近10年間で男女とも有意に減少。
20歳以上の歩数の平均値は、直近10年間で男女とも有意に減少。
現在習慣的に喫煙している者の割合は、直近10年間で男女とも有意に減少。
糖尿病が強く疑われる者の割合はこの10年間でみると、男女とも有意な増減はみられず。年齢調整した「糖尿病が強く疑われる者」の割合はこの4-5年で減っている可能性あり。
糖尿病有病率が低下している可能性については、ひょっとするとBarker仮説の影響もあるのかもしれません。つまり生活習慣の社会的状況が出生時から現在までにそれほど変わっていないことで、糖尿病罹患率が上昇しないようになってきている可能性です。