この図は、日本人とコーカシアン(いわゆる白人です)がブドウ糖負荷試験を行ったときに、NGT(耐糖能正常群)、IGT(耐糖能異常群)、DM(糖尿病群)でどのようにインスリンが分泌されるかを見たものです。
コーカシアンは日本人と比べてインスリンをより多く分泌することがわかります。日本人は糖尿病になった場合に耐糖能正常の方よりもインスリン分泌量がかなり減っているのが理解できますね。
この図から、白人に比べて日本人(アジア人と言ってもいいです)は、インスリン分泌能力が低い民族であることが理解できると思います。
(Fukushima, M et al: Diabetes Res Clin Pract, 66S, 2004)