カーボカウントの基礎 12/17

食事をとるときにはその食事に含まれる炭水化物量を計算します。

プラスマイナス10gの炭水化物量の違いは血糖コントロールに大きな影響を与えないとする報告があり(Smart CE. et.al: Diabet Med. 2009 26 :279-85.)、炭水化物量の計算はあまり厳密にしなくてもいいようです。
簡単な炭水化物計算法として
ご飯…重量の40%
パン・もち…重量の50%
麺類(乾麺ではない)…重量の20%(食品表示の重量ではなく、実際にゆでて水を切った状態で測定する)
おかず類 …一食20g(入院食のおかずがほぼ一食20gです。これを目安に増減するのが良いでしょう)

として決めると、比較的簡単に炭水化物量を決定することができます。(黒田暁生他:糖尿病.2010 53:391-395)
炭水化物量/糖質比 で計算すると、食事に必要な追加インスリン量が計算できます。