インスリンポンプの仕組み 6/16

残存インスリン
追加インスリン注入後数時間、インスリンは血糖値に影響を与え続けます。追加インスリンの持続的な血糖低下作用を残存インスリンといいます。インスリンポンプでは残存インスリン時間を設定できますが通常は3-4時間、具体的にはヒューマログ・ノボラピッドは4時間、アピドラは3.5-4時間、フィアスプ・ルムジェブは3-3.5時間で設定するとよいでしょう。前回の追加インスリン注入後に残存しているインスリン量を追跡してくれるので、前後する追加インスリンが重なり合って、インスリン作用が積み上がり低血糖になるという問題に気付くことができ、さらに追加インスリンを打つかどうかを考えるのに役立ちます。