GOD電極法の問題点は血中溶存酸素によりグルコース値が正しく出ない可能性があることです。病院に入院中、酸素投与を受けている場合にGOD電極法の血糖自己測定器で測定すると信頼のある血糖値測定は望めません。また、GOD法である持続血糖測定器を使用している方が睡眠中にセンサーを下にした状態で長くいると、センサーの厚みによる圧迫で局所的に低酸素の状態となり、その時だけグルコース値が高く出る可能性があります。ただ、私は持続血糖測定器を使用している方の、睡眠中のグルコース値を注意深く見ていますが、これが低酸素による影響だと断定できたようなものは今のところありません。影響は少ないのかもしれません。
GOD比色法は試薬が発色し、それを光で調べるものであるため、血糖自己測定器を直射日光下に置き、測定すると、ほぼLOWと出てきます。