基礎インスリンの設定が決まれば、追加インスリン量を決めることになりますが、食後数時間のインスリンは追加インスリンと基礎インスリンのうち、どちらで調節するべきなのかわからないことも多いです。
その対応法として、基礎インスリンを決めるときに、絶食をすることで、その絶食時に血糖がどのように推移するかをみます。通常、絶食をするのは一日一食が限度なので、まず朝食のみ絶食し、その間、血糖が一定になるように基礎インスリンを調節します。朝食後の基礎インスリンが決定すれば、その後に昼食、夕食と絶食してみて、最終的に一日の基礎インスリン量を決めます。この方法は「絶食試験」と言われています。