一方、やせの者の割合は、この10年間でみると、男女とも有意な増減はみられませんでした。65歳以上の高齢者でみると男女とも85歳以上でその割合が最も高いです。
加齢に伴い、身体活動が減少することが多く、筋肉量や体力の低下が進行します。これにより、体重が減りやせる傾向が強くなります。
高齢者はさまざまな慢性疾患(心臓病、糖尿病、がんなど)にかかりやすく、それらの病気や治療によって体重が減少することがあります。また、病気によっては食事の制限が必要になり、また、病気自体が栄養の吸収を妨げることもあります。