残存インスリン時間については、超速効型インスリンを使用する場合に、通常のインスリン持続時間より短い2時間にすることが勧められています。

AIは補正インスリン注入するかどうかについて、残存インスリン量も考慮しているため、残存インスリン時間を短く設定した場合、食事で追加インスリンを打ったのち血糖が高くなると、そのポンプを使用している個人の本当の残存インスリン時間とは無関係に、より早く補正インスリンが注入されることになります。前述のとおり、インスリンの効果が強い時に体を動かすと、速やかに血糖が下がるため注意が必要で、高血糖後の低血糖が多くなるなら、残存インスリン時間はもう少し長めにしておいた方がいいかもしれません。