上の図を説明していきます。
1976年の報告ですが、オランダ軍の招集で集められた30万人の19歳の男性の出生年月と肥満度を解析したものです。グラフの横軸は出生年月、縦軸は19歳での肥満者の割合です。赤線が飢餓状態のあった地域で出生したグループ、点線が飢餓状態でなかった地域で出生したグループの解析で、出生年月ごとに、19歳の時点の肥満者の割合を調べ、グラフに示しました。オランダの飢餓(Ducth Famine)の期間はグラフの黄色で示してあります。
(Ravelli GP, Stein ZA, Susser MW. N Engl J Med. 1976 295:349-53. )