若年発症1型/2型糖尿病の腎症発生率の比較 9/11

1型糖尿病の場合、定期的に通院することが必須であり、血糖と血圧の管理が向上する可能性があります。インスリンや血糖測定器などのデバイス、そして降圧薬も近年改良されてきており、糖尿病の診断が後になるほど腎症の発生率の減少を引き起こした可能性があります。しかし2型糖尿病の場合、治療をしない状態で高血糖や高血圧であっても自覚症状がでるとは限らず、若年発症の2型糖尿病では治療期間が働き盛りの年齢となることが多く、仕事を優先としがちで治療中断となってしまうこともあります。そのため、高血糖と高血圧の生涯曝露が長くなる可能性があります。

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