DPP-4阻害薬 4/4

以上、注意点についてはこまごまと述べましたが、実際には、臨床で使用する際に、単剤で低血糖をはじめとする重篤な副作用はほとんどなく、経口血糖降下薬の中では使いやすい薬といえます。特に、高齢者の場合は、低血糖などの副作用が出…

DPP-4阻害薬 3/4

リナグリプチン、テネグリプチン以外は腎機能障害のある患者では排泄が遅延するおそれがあり、投与量を減らす必要があります。ビルダグリプチンは、重度の肝機能障害のある患者では禁忌です。急性膵炎を合併したとする症例報告があります…

DPP-4阻害薬 2/4

副作用ですが、DPP-4阻害薬は最近発売された薬剤であるため、極めて詳細な報告がなされています。 SAVOR-TIMI 53試験で、プラセボとの比較で心不全による入院が1.27倍増加する結果心不全の発症が増える報告があり…

DPP-4阻害薬 1/4

シタグリプチンリン酸(グラクティブ®、ジャヌビア®)ビルダグリプチン(エクア®)アログリプチン(ネシーナ®)リナグリプチン(トラゼンタ®)テネリグリプチン(テネリア®)アナグリプチン(スイニー®)サキサグリプチン(オング…

チアゾリジン薬 4/4

同じインスリン抵抗性改善作用を持つメトホルミンとピオグリタゾンですが、作用機序は違うため血糖低下の程度は患者によって異なります。ピオグリタゾンは処方してみないと体重が増加するかどうかわからない難しさがあります。近年、PR…