糖尿病網膜症 2/5

正常の網膜です。網膜に細い血管が張り巡らせているのが分かります。

高血糖が続くと、まず、網膜に張りめぐらされた毛細血管の壁が障害を受け、もろくなります。もろくなった血管の壁から血液が漏れて出血したり(点状出血)、浸出液が漏れ出てきたりします(硬性白斑)。下の写真で細かな点状出血がいくつか出てきているのが分かるでしょうか。この状態が「単純性網膜症」という段階です。この時期で視力が落ちたり、見えにくくなったりすることはまずありません。