糖尿病と運動 7/14

インスリン分泌の枯渇した1型糖尿病の場合、運動による血糖変動は強く出ることになります。

そのため、ここで詳しく述べていきます。

食事の際は、超速効型インスリンを打ちます。打ってから1時間後はインスリンの効果は高いため有酸素運動による血糖低下は顕著です。約4時間後までは血糖低下はしやすいです。1型の方であれば、食後に洗い物をしていたり、少し散歩しただけで低血糖になった経験は少なからずあると思います。

そのため、食後、超速効型インスリンを打ってから2時間までに運動することが分かっている場合には食事の超速効型インスリンをあらかじめ減らしておくことをお勧めします。2時間より後に運動する場合には、インスリンは減らさず、運動時に補食して低血糖予防したほうがいいでしょう。インスリンを減らして打ってしまうと、運動前に血糖は相当上がってしまうからです。

どれぐらい減量するかは、個人差が大きいです。一般的には、普段は運動していない方が運動するときは減量の程度が大きいようです。