1日の平均睡眠時間について、6時間以上7時間未満の割合が最も高くなっています。6時間未満の者の割合は男性の30~50歳代、女性の40~60歳代では4割を超えています。男女とも60歳代以降で睡眠時間は増加傾向になっています。
働き盛りの世代は、仕事や家庭の責任が重く、ストレスやプレッシャーによって睡眠時間が短くなりやすいです。この世代はキャリアのピークであり、長時間労働や残業が多いため、十分な睡眠を確保することが難しい傾向があります。
女性は40~60歳代になると、子育てや家事、介護など家庭内での役割が多くなり、それが睡眠不足の一因となることもあります。
60歳代以降では、定年退職や子供の独立などによって生活リズムが大きく変わります。これにより、仕事や家庭の責任から解放され、自由な時間を使って健康的な生活を送る人が増えるため、睡眠時間が増える可能性があります。