糖尿病と妊娠について 16/17

妊娠中の飢餓状態によって、その胎児が出生後に糖尿病リスクが増え、ひいては心筋梗塞や脳梗塞のような動脈硬化性疾患のリスクが増えるというBarker仮説は、あくまでも仮説です。完全に正しいと証明されているわけではないということは知っておいてください。

しかし、かつては妊娠中の体重コントロールは体重が増えすぎないように注意を促されていましたが、最近は、増えすぎることと同様に増えなさすぎることも問題だと認識されるようになったのは、このようなBarker仮説がベースになっているようです。