11月14日は世界糖尿病デーです。
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が共同して、アドボカシー活動を展開しています。
アドボカシーについて、まず詳しく説明していくようにします。
糖尿病について何も知らない人たちからの誤解や偏見のために
就学や就職、結婚やマイホームの夢を絶たれる人がいます。
病気のことが言えずに、無理をしながら生活している人がいます。
糖尿病治療に前向きになれない人がいます。
近年、糖尿病は治療が飛躍的に向上し、
ふつうの人と変わらない一生を送ることができる病気なのに…。
「私は糖尿病とは無関係だから、知らなくていいんじゃない?」
いいえ。
今、あなたの、そして社会からの正しい理解を必要としています。
(日本糖尿病学会・日本糖尿病協会合同 アドボカシー活動リーフレットより抜粋)
社会における糖尿病の知識不足、誤ったイメージの拡散により、糖尿病をもつ人は「特定の属性に対して刻まれる負の烙印=スティグマ」(社会的偏見による差別)にさらされています。スティグマを放置すると、糖尿病であることを周囲に隠す→適切な治療の機会損失→重症化→医療費増→社会保障を脅かす、という悪循環に陥り、個から社会全体のレベルまで、様々な影響を及ぼすことになります。
そこで、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が、糖尿病の正しい理解を促進する活動を通じて、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100年時代の日本でいきいきと過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開します。
アドボカシー活動が重要であることは私自身痛感しています。かみうち内科クリニックではアドボカシー活動に強く同意します。