災害時における糖尿病の対応法 3/12

災害時には、以下のようなことが起こりやすくなります

  1. 食事が食べられない場合、インスリン注射をしている人やインスリン分泌促進薬を服用している人では、低血糖を起こしてしまう可能性が高くなります。
  2. 薬、注射が出来ない場合や飲み間違えが起こった場合に高血糖になりがちです。
  3. 医療機関受診を中断せざるを得なくなることがあります。
  4. 高齢者の孤立、介護サポートの途絶が起こり、その結果、食事療法・運動療法・薬物療法の継続に困難が生じることがあります。

また、避難生活では以下のようなことが起きやすくなります

  1. 寒暖の変化があり生活は不自由でストレスが多く、大きな負担がかかります。
  2. 活動(運動量)が減ることで高血糖になりがちです。
  3. 食生活の量・時間・質が変化(炭水化物食の割合が増加しやすい)するため、糖尿病のコントロールが乱れやすくなります。
  4. ライフラインの途絶による衛生状態の悪化などに伴う感染症の合併のリスクが高まります。