まず腎臓が尿を作る機序を説明します。腎臓に流入した血液が糸球体という構造物に流れ込み、ここから不要物質をこしとってできた原尿がボウマンのうにたまり、尿細管を通って尿が生成されます。糖尿病性腎症は腎糸球体の血管に網膜症で観察されるものと類似の血管の変化が起きます。その結果糸球体構造の破壊、機能障害が起きます。

糖尿病網膜症について、以前に記載しています。ご確認ください。