このように、糖尿病網膜症のDavis分類は
・網膜症なし
・単純性網膜症
・前増殖性網膜症
・増殖性網膜症
と、病期分類されます。
他にも分類の方法がありますが、Davis分類は簡便で分かりやすいため、糖尿病内科では用いられることが多いです。血糖コントロールとのかかわりについては、糖尿病網膜症を有する場合には、急激な血糖コントロール(一般的には月にHbA1cが1%以上低下するようなコントロール)は網膜症を悪化させることがあり、ゆっくりと下げることが望ましいとされています。急激な低血糖も網膜症を悪化させるリスクがあるようです。
糖尿病を有する場合は定期的に眼科受診をしていただき、眼の状態がどのステージなのか、理解しておくといいでしょう。