ペットボトル症候群 8/11
ペットボトル症候群の既往のある方に、当時の状況を聞いてみると、「なんであんなに飲んでいたのかわからない、今はそんなに飲みたいと思わない、当時は異常だった」と答えます。
ペットボトル症候群の既往のある方に、当時の状況を聞いてみると、「なんであんなに飲んでいたのかわからない、今はそんなに飲みたいと思わない、当時は異常だった」と答えます。
しかし、過去にペットボトル症候群で糖尿病が判明したほとんどの方が、「ジュースを無茶苦茶飲んでいたから糖尿病になった」と言っています。医療者ですらペットボトルの飲みすぎが糖尿病発症の原因だと考えることが多いです。
発症メカニズムとして、高血糖によって引き起こされる喉の渇き(口渇)を、糖分を含有する清涼飲料水の飲用で癒やそうとするが、繰り返しの清涼飲料水の多飲により高血糖を引き起こし、高血糖が膵臓β細胞を疲弊させ、インスリン分泌不全…
ペットボトル症候群が緩解した後、最終的に糖尿病内服薬が必要になることがほとんどです。1型糖尿病でも発症時はペットボトル症候群を起こしていることがあり、その場合はペットボトル症候群が緩解後もインスリン治療を続ける必要があり…